Googleの気球プロジェクトがしぼむ
気球からインターネットを提供するグーグルの9年間にわたるプロジェクト「Project Loon」が、政府や潜在的投資家からの関心不足を理由に終了することになったと、 Electronics Weeklyが報じた。
同プロジェクトは最近、イーロン・マスク氏が展開する1万2000基の衛星から成るスターリンク(Starlink)衛星群との競争にさらされていた。同衛星群は世界中にブロードバンドを提供する予定だ。
「次の10億人のユーザーをつなぐことについてはよく語られるが、実際にはLoonは接続性における最も困難な課題、すなわち『最後の10億人』に取り組んできた。到達するのがあまりに難しい、あるいは遠隔地にあるコミュニティ、または既存の技術でサービスを提供するにはあまりにコストがかかりすぎる地域だ」とLoonのCEOであるアラステア・ウェストガース氏は述べ、「その過程で協力的なパートナーを何社か見つけたものの、長期的に持続可能な事業を構築できるほどコストを十分に下げる方法は見つからなかった」と語った。
プロジェクトは凍結されるかもしれないが、Loonは有用な技術をいくつか開発した。
「Loonが、世界の接続性の地図に残る空白地帯を埋めることのできる将来の技術や事業への足がかりとなることを願っている」と、グーグルのムーンショットプロジェクト部門であるAlphabet Xの責任者、アストロ・テラー氏は述べ、「私たちが学んだことを共有し、創造的な革新者たちを支援したい」と語った。